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<幸福の科学根本教義批判>

第五章 大川隆法の霊的真実を探る

「エル・○○」という神の名前から探るルーツ

幸福の科学の中では、「エルつて何?」ということで、このように説明されることがある。
 
 「『エル』というのは『神』という意味なの。……たとえばほら、『エル ーシャダイ』つていうのがあったでしよ。あれは『全能の神にという意味だし、『エルーニーニヨ』というのは『神の子』という意味だし……」云々と。しかし、この説明は正しいようで誤解がある。
 
 まず、「エル」を「神」の意味で使うのは、ヘブライ語の話だということ。「エルーシャダイ」はヘブライ語であるから正しい。「エル(神)」という一般名詞に「シャダイ(全能の)」という意味を付したもので、固有名詞ではない。英語にすれば「God Almighty」であり、日本語にすれば「全能の神」になる。ちなみに、一般名詞「エル」の複数形は「エロヒム」(「エローヒム」とも表記される)であり、その場合は「神々」の意味である。(幸福の科学では「エローヒム」を固有名詞として扱っているが、これは奇妙な話である。)
 
 次に、「エル・ニーニョ」というのはスペイン語であり、ヘブライ語とは全く関係ない。この場合の「エル」は単なる定冠詞であり、「二ーニョ」は「男の子」という意味の一般名詞である。「エル」に「神」の意味は全くない。ただし、不定冠詞ではなく定冠詞である。このとき、「イエスーキリスト」を意味することもあり、その場合に限り「神の子」という訳語が当てられる。英語にすれば、単にlthe boyJということである。とにかく、スペイン語の「エル」に「神」の意味はない。この点、誤解している信者は多数いる。
 
 とすると、「カンターレ」とは何であるか。イタリア語では「歌う」を意味する言葉らしいが、「エル」はイタリア語では意味がない。ヘブライ語には「カンターレ」という語はないようであるし、「カンターレ神」ぐらいの意味になるだろうと思われる。
 
 ともあれ、「エルーカンターレ」にしろ、「エローヒム」にしろ、ヘブライ語である。共に、ユダヤ教との親和性を感じさせる響きである。
 
 日本には、「日ユ同祖論」を唱えたがる人など、親ユダヤ的言論人は多かった。「イザヤーベンダサン」などという架空のユダヤ人を噛ったこともある山本七平もそうだし(ここでも「七」である)、渡部昇一もそうである。大川隆法は、渡部昇一と対談もしており、学生の頃から強く影響を受けたと言っている。党の政策である「移民の受け入れ」にしろ、「相続税の撤廃」にしろ、渡部昇一の発想の受け売りであろう。渡部昇一は。
 
 「ユダヤ民族を日本に呼び寄せ、定住してもらうために」とハッキリ述べていた。とことんユダヤに媚びている。
 
 スピリチュアル面での思想的ルーツである出口王仁三郎氏にしても、旧約聖書の影響を強く受けている。大川隆法が最近肯定的に言及し出した竹内文書もそうであるし、大川隆法が立志の過程で強く影響を受けたらしい内村鑑三も、ユダヤ民族にシンパシーを感じていたようである。こうして並べてみると、その思想的系譜がどういう所に位置しているかがよく分かる。ここで、「エルーカンターレ」は、ユダヤの民族神なのではないか、という仮説が成り立つ。
 
 かつて、大川隆法は、高橋信次霊を批判する際に、「あれはユダヤの民族神が、日本への乗っ取りをかけてやっていたのだ」ということを述べたことがあった。これも実はそっくりそのまま「エルーカンターレ」に当て嵌まるのではないだろうか。
 
 幸福の科学による皇室の乗っ取り計画の噂は絶えない。最近も、「雅子さまの守護霊の霊言」ということを始めたようである。いよいよ、皇室へ食指を動かし始めたようである。この動きには、今後も注意する必要があるだろう。

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【転載元】幸福の観測所 http://antikkuma.hatenablog.com/
【著作者】TSI研究会(UMA)
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